製品情報
パレード20フロアブル
- 農林水産省登録
- 第24071号
- 有効成分
- ピラジフルミド・・・・・・・・・・20.0%
- その他
化管法該当成分 - ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(1種)1.0%
- 性状
- 類白色水和性粘稠懸濁液体
- 人畜毒性
- 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
- 有効年限
- 3年
- 包装
- 250ml×20本
特長
- 幅広い病害スペクトラムを有します
菌核病、うどんこ病、灰色かび病等、幅広い病害に対し高い効果を示します。 - 効果持続性に優れます
降雨の影響を受けにくく、また葉内への浸達性を有し効果持続性に優れます。 - 適用作物への薬害リスクが極めて低く、使いやすい薬剤です
幅広い作物で栽培期間を通して使用できます。また、多くの種類の作物で収穫前日まで使用できます。葉菜類にはセルトレイ灌注処理もできます。
適用作物と使用方法
作物名 | 適用病害名 | 希釈倍数 | 10アール当り使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ピラジフルミドを含む農薬の総使用回数 |
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豆類(種実、ただし、らっかせいを除く) 豆類(未成熟) |
菌核病 灰色かび病 うどんこ病(だいず、さやえんどう) 褐紋病(さやえんどう) |
2000~4000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 |
トマト ミニトマト |
灰色かび病 葉かび病 うどんこ病 菌核病 斑点病 |
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すすかび病 | 2000倍 | ||||||
なす | 灰色かび病 すすかび病 菌核病 うどんこ病 黒枯病 |
2000~4000倍 | |||||
きゅうり | 灰色かび病 菌核病 うどんこ病 褐斑病 つる枯病 |
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にがうり ズッキーニ |
うどんこ病 | 2000~4000倍 | |||||
うり類(成熟) | うどんこ病 つる枯病(すいか、メロン) 菌核病(すいか、メロン) |
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うどんこ病 | 16倍 | 1.6ℓ | 無人航空機による散布 | ||||
20倍 | 2.0ℓ | ||||||
32倍 | 3.2ℓ | ||||||
はくさい | 黒斑病 白斑病 菌核病 |
2000~4000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 (灌注は1回以内) |
菌核病 | 16倍 | 1.6ℓ | 無人航空機による散布 | ||||
20倍 | 2.0ℓ | ||||||
32倍 | 3.2ℓ | ||||||
苗立枯病(リゾクトニア菌) 菌核病 |
100倍 | セル成型育苗トレイ1箱または、ペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4ℓ)当り0.5ℓ | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | ||
キャベツ | 菌核病 苗立枯病(リゾクトニア菌) 根朽病 |
||||||
菌核病 株腐病 根朽病 |
2000~4000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | 3回以内 | 散布 | ||
菌核病 | 16倍 | 1.6ℓ | 無人航空機による散布 | ||||
20倍 | 2.0ℓ | ||||||
32倍 | 3.2ℓ | ||||||
はなやさい類 | 菌核病 黒すす病 |
2000~4000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 (灌注は1回以内) |
16倍 | 1.6ℓ | 無人航空機による散布 | |||||
20倍 | 2.0ℓ | ||||||
32倍 | 3.2ℓ | ||||||
菌核病 黒すす病 |
100倍 | セル成型育苗トレイ1箱または、ペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4ℓ)当り0.5ℓ | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | ||
なばな類 | 菌核病 | 2000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | 2回以内 | 散布 | 3回以内 (灌注は1回以内、散布は2回以内) |
100倍 | セル成型育苗トレイ1箱または、ペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4ℓ)当り0.5ℓ | 定植当日 | 1回 | 灌注 | |||
レタス 非結球レタス |
菌核病 灰色かび病 すそ枯病 |
2000~4000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 (灌注は1回以内) |
菌核病 すそ枯病 |
100倍 | セル成型育苗トレイ1箱または、ペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4ℓ)当り0.5ℓ | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | ||
菌核病 灰色かび病 |
16倍 | 1.6ℓ | 収穫前日まで | 3回以内 | 無人航空機による散布 | ||
20倍 | 2.0ℓ | ||||||
32倍 | 3.2ℓ | ||||||
たまねぎ | 黒腐菌核病 | 2000倍 | 100~300ℓ | 散布 | 3回以内 | ||
灰色かび病 灰色腐敗病 小菌核病 |
2000~4000倍 | ||||||
20倍 | 1.6ℓ | 無人航空機による散布 | |||||
25倍 | 2.0ℓ | ||||||
40倍 | 3.2ℓ | ||||||
ねぎ | 黒腐菌核病 | 100倍 | セル成型育苗トレイ1箱または、ペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4ℓ)当り0.5ℓ | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | 3回以内 (灌注及び浸漬は合計1回以内) |
25~50倍 | - | 定植直前 | 5~10分間苗根部浸漬 | ||||
黒斑病 葉枯病 小菌核腐敗病 小菌核病 |
2000~4000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | 3回以内 | 散布 | ||
さび病 黒腐菌核病 白絹病 |
2000倍 | ||||||
黒斑病 葉枯病 さび病 |
20倍 | 1.6ℓ | 無人航空機による散布 | ||||
25倍 | 2.0ℓ | ||||||
40倍 | 3.2ℓ | ||||||
いちご | うどんこ病 灰色かび病 |
2000~4000倍 | 100~300ℓ | 散布 | 3回以内 | ||
ピーマン | うどんこ病 黒枯病 灰色かび病 |
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にんじん | 黒葉枯病 | ||||||
にら | 白斑葉枯病 | ||||||
白絹病 褐色葉枯病 |
2000倍 | ||||||
ししとう | うどんこ病 黒枯病 |
2000~4000倍 | |||||
アスパラガス | 茎枯病 斑点病 褐斑病 |
2000倍 | 100~700ℓ | 散布 | |||
8倍 | 1.6ℓ | 無人航空機による散布 | |||||
10倍 | 2.0ℓ | ||||||
16倍 | 3.2ℓ | ||||||
にんにく | 黒腐菌核病 | 原液 | 種球重量の1% | 植付前 | 1回 | 種球塗沫 | 3回以内 (種球塗沫は1回以内、散布は2回以内) |
葉枯病 | 2000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | 2回以内 | 散布 | ||
花き類・観葉植物(ばら、きく、りんどう、ゆり、トルコギキョウを除く) | うどんこ病 | 4000倍 | 発病初期 | 3回以内 | 3回以内 | ||
ばら | うどんこ病 黒星病 |
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きく | 白さび病 | 2000~4000倍 | |||||
うどんこ病 | 4000倍 | ||||||
褐斑病 | 2000倍 | ||||||
りんどう | 黒斑病 花腐菌核病 |
2000倍 | |||||
うどんこ病 | 4000倍 | ||||||
ゆり | 葉枯病 | 2000倍 | |||||
トルコギキョウ | うどんこ病 | 4000倍 | |||||
斑点病 | 2000~4000倍 |
※本内容は2024年11月27日付の登録内容に基づいています。
効果・薬害等の注意事項
●使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
●使用の直前に、容器をよく振ってください。
●散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節してください。
●薬剤耐性菌の出現を防ぐため、本剤の過度の連用はさけ、なるべく作用性の異なる薬剤との輪番で使用してください。
●みずかけな(水掛菜)、カラーおよび花はすに使用する場合は、ほ場内に水がない状態で使用してください。また、使用後14日間は入水しないでください。
●灌注で使用する場合には、次の注意事項を守ってください。
・調製液をセル成型育苗トレイまたはペーパーポット上方から全体に行き渡るように灌注してください。また、薬剤の効果を十分に発現させるために、処理直前や直後の灌水はさけてください。
・キャベツまたははくさいの苗立枯病に使用する場合、リゾクトニア菌による苗立枯病には有効ですが他の病原菌による苗立枯病には効果が劣るので、リゾクトニア菌以外による苗立枯病の混発が予想される場合には他の有効な薬剤と組み合わせて使用してください。
・キャベツの根朽病に使用する場合、育苗期間中の感染が主であるため、育苗期間を主体に使用するようにしてください。
・レタスのすそ枯病に使用する場合、灌注処理での効果は生育初中期が主体であるため、その後の発生が予想される場合には他の有効な薬剤と組み合わせて使用してください。
●無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意事項を守ってください。
・散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
・散布に当たっては散布機種に適合した散布装置を使用してください。
・散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行ってください。
・散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等に被害を生じるおそれがあるので、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
・散布終了後は次の項目を守ってください。
1.使用後の空の容器は放置せず、適切に処理してください。
2.機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理してください。
●にんにくの種球に塗沫する場合は、薬剤が種球に均一に付着するよう処理した後、乾燥させてください。
●適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
●本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
安全使用上の注意事項
●使用の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
●作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
●かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
魚毒性等
●浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
保管
密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼な所に保管してください。