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殺虫剤

トアロー水和剤CT

トアロー水和剤CT
殺虫剤分類
11A
農林水産省登録
第14459号
有効成分
バチルス チューリンゲンシス菌の産生する結晶毒素 ・・・・・・・・・・ 7.0%
性状
淡褐色水和性粉末
人畜毒性
普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物
5年
包装
(100g × 25袋)× 4函
500g × 20袋

特長

  • チョウ目害虫の幼虫に対し、選択的に作用し安定した効果を発揮します。
  • 合成ピレスロイド剤、有機リン剤等に抵抗性が発達したコナガにも有効です。
  • マメコバチ、シマハナアブ、ミツバチなどの訪花性昆虫に悪影響を与えないので、作物の開花時散布に好適です。また、チリカブリダニ、クモ、寄生蜂などの天敵にも影響を与えません。
  • 水産動物および鳥類に対して安全性の高い薬剤です。
  • 散布時に薬臭・汚染がほとんどないことや環境に与える影響が少ないため、街路樹・公園などのアメリカシロヒトリなどの防除に好適です。
  • JAS が定める有機農産物にも使用することができます。

適用作物と使用方法

作物名 適用害虫名 希釈倍数 10アール当り使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 BTを含む農薬の総使用回数
雑穀類
(ひえを除く)
アワノメイガ 1000倍 60~150ℓ 発生初期
但し、収穫前日まで
散布
ひえ 500~1000倍
イネヨトウ 1000倍
野菜類
(パセリ、えごま(葉)を除く)
ヨトウムシ 500~1000倍 100~300ℓ
アオムシ
コナガ
1000~2000倍
パセリ アオムシ
コナガ
ヨトウムシ 500~1000倍
ハスモンヨトウ 500倍
えごま(葉) ヨトウムシ 500~1000倍
アオムシ
コナガ
1000~2000倍
ベニフキノメイガ 1000倍
えごま(種子)
果樹類
(りんごを除く)
ハマキムシ類 500~1000倍 200~700ℓ
りんご ハマキムシ類
ヒメシロモンドクガ
チャノコカクモンハマキ
ヨモギエダシャク
200~400ℓ 発生初期
但し、摘採7日前まで
飼料用とうもろこし アワノメイガ 1000倍 100~300ℓ 発生初期
但し、収穫前日まで
たばこ アオムシ 1000~2000倍 25~180ℓ 発生初期
但し、収穫3日前まで
4回以内
ヨトウムシ 500~1000倍
ハスモンヨトウ 500倍
樹木類
(つばき類を除く)
アメリカシロヒトリ 1000~2000倍 200~700ℓ 発生初期
イラガ類 1000倍
つばき類 アメリカシロヒトリ 1000~2000倍
チャドクガ
イラガ類
1000倍
ストック コナガ 100~300ℓ

※本内容は2025年4月23日付の登録内容に基づいています。

効果・薬害等の注意事項

使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
本剤の所定量を少量の水でとき、のち所要量の水を加えて十分かきまぜて、散布液を調製する。
散布液調製後はそのまま放置せずできるだけ速やかに散布すること。
使用に当っては展着剤を加用することが望ましい。
石灰硫黄合剤、ボルドー液など、アルカリ性の強い薬剤や葉面施用の肥料などとの混用は避けること。
本剤は若齢幼虫に有効なので、若齢幼虫期に時期を失せず散布すること。
蚕に対する毒性があるので、養蚕地帯及び養蚕農家、共同飼育場などの周辺では施用しないこと。また、これら以外の場所でも付近に桑園がある場合は飛散してかからないよう、風向等に十分注意して散布すること。なお、本剤の使用にあたっては散布地域の使用規制に従うこと。特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
茶に使用する場合は、残臭のおそれがあるので、摘採前7日以内の使用は避けること。
本剤は通常の使用方法では毒性は低いが、誤食などのないように注意すること。
散布の際はマスク、手袋などをして散布液を吸い込んだり、多量に浴びたりしないように注意し、作業後は顔、手足など皮膚の露出部を石けんでよく洗い、うがいをすること。
本剤は吸湿すると固化したり、効果が低下したりすることがあるので、貯蔵に当っては、湿気に注意し、特に使用残りの薬剤は直射日光を避け、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。
空中散布には使用しないこと。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意事項

通常の使用方法では毒性は低いが、誤食などのないように注意すること。
街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
空袋は圃場などに放置せず、環境に影響のないよう適切に処理すること。

魚毒性等

この登録に係る使用方法では該当がない。

保管

直射日光を避け、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。