雪腐病対策は万全ですか?

多雪地帯では根雪直前に防除機が入れない

散布から根雪までに降雨や降雪があると影響するかも

根雪開始時期の予測がつかない

秋まき小麦の雪腐病防除に新提案!長期残効確認で早期防除(根雪前)が可能になりました

雪腐病被害圃場

根雪の期間が長いと被害が拡大し収穫に影響します

フロンサイド

融雪後の小麦は順調に生育します

雪腐病は、北海道のどの地域でも発生しますが、地域、品種等により問題となる病原菌が異なります。道内では特に褐色小粒菌核病、紅色雪腐病、大粒菌核病が多く複合的に発生することもあります。
根雪前に防除効果の高い薬剤を予防散布することにより、雪腐病の被害から小麦を守ることができます。

詳しくはこちら (北海道内各指導機関での試験事例紹介)

雪腐病は糸状菌による病害で積雪下で小麦を枯死させる病害

根雪期間が長いほど被害が大きくなる!

従来は根雪始を予測し根雪直前に薬剤散布をすることが一般的であった。

しかし、根雪が早まったり、土壌がぬかるんで根雪直前に防除機が圃場に入れないなど問題が多かった!

また、散布から根雪始までの期間の降水量が影響し、
防除効果が低下してしまう恐れもあった。

早期に散布しても十分な効果が期待できる残効性に優れた薬剤を散布することが求められる。

収穫カレンダー

フロンサイドSCやランマンフロアブルは、各種雪腐病菌に対して高い活性を示します。
また両剤は、耐雨性・残効性に優れているため、雪腐病の発病を長期間防ぐことができます。

防除メカニズム

関連病害の生活環とフロンサイドSCの作用点
褐色雪腐病の生活環とランマンの作用点

雪腐病にはどんな種類が?

褐色小粒菌核病 病原菌名:Typhula incarnata

特 徴 灰白色の枯死葉上に球形の黒い菌核
伝搬様式 主に土壌中の菌核からの土壌伝染
主な対策 薬剤散布、融雪促進

フロンサイド  ★★★

写真

褐色小粒菌核病 病原菌名:Typhula incarnata

特 徴 枯死葉上に赤褐色のいびつな菌核
伝搬様式 胞子による空気伝染と土壌中の菌核からの土壌伝染
主な対策 薬剤散布、融雪促進

フロンサイド  ★★★

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紅色雪腐病 病原菌名:Monographella nibalis

特 徴 枯れた茎葉が鮭肉色になる、菌核は作らない
伝搬様式 種子伝染、残渣由来の土壌伝染
主な対策 種子消毒、薬剤散布、融雪促進

フロンサイド  ★★☆

写真

雪腐大粒菌核病 病原菌名:Sclerotinia borealis

特 徴 枯死葉上に黒いネズミ糞状の菌核
伝搬様式 胞子による空気伝染
主な対策 薬剤散布、融雪促進

フロンサイド  ★★☆

写真

褐色雪腐病 病原菌名:Pythium 属菌

特 徴 茎葉が褐色に枯死(菌核は作らない)
伝搬様式 卵胞子による土壌伝染
主な対策 排水対策、薬剤散布、融雪促進

ランマン  ★★★

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