製品情報
フルチャージジャンボ

- 除草剤分類
- 14,2
- 農林水産省登録
- 第22396号
- 有効成分
- カルフェントラゾンエチル・・・・・1.8%
フルセトスルフロン・・・・・・・・0.44% - その他
化管法該当成分 - 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩(1種)1.9%
- 性状
- 類白色細粒、水溶性パック入り(1パック50g)
- 人畜毒性
- 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
- 有効年限
- 3年
- 包装
- (50g×10個)× 10袋
特長
- すぐれた拡散性
自己拡散性に優れた粒剤を水溶性パックで包装したジャンボ剤です。省力的な散布で、安定した除草効果を示します。 - 4葉期までのノビエにすぐれた効果
フルセトスルフロンの作用により4葉期までのノビエに高い除草効果を示します。 - SU抵抗性一年生広葉雑草にも有効
カルフェントラゾンエチルの作用により、コナギ・アゼナ等の一年生広葉雑草をしっかり防除します。
SU抵抗性一年生広葉雑草に対しても、同様に高い除草効果を示します。 - ゆとりのある散布適期
本剤は一発処理剤として、また初期剤との体系防除や一発剤の後処理剤として、雑草の発生に合わせて移植後5日からのノビエの4葉期までの幅広い時期に使用でき、圃場の雑草発生状況に応じた体系防除を可能にします。 - 環境への負荷が小さい
本剤は、水生生物に対し高い安定性が確認されています。
また、製品500g中に含まれる有効成分量は、フルセトスルフロンが2.2g、カルフェントラゾンエチルが9gと非常に低薬量で減農薬栽培に適した除草剤です。
適用作物と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 10アール当り使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 |
---|---|---|---|---|---|
移植水稲 | 水田一年生雑草 マツバイ ホタルイ ヘラオモダカ ウリカワ クログワイ オモダカ コウキヤガラ シズイ ヒルムシロ セリ |
移植後5日~ノビエ4葉期 但し、収穫45日前まで |
小包装(パック)10個(500g) | 1回 | 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる |
直播水稲 | 水田一年生雑草 マツバイ ホタルイ ウリカワ ヒルムシロ セリ |
稲1葉期~ノビエ4葉期 但し、収穫45日前まで |
【各有効成分を含む農薬の総使用回数】
カルフェントラゾンエチル・・・2回以内、フルセトスルフロン・・・2回以内
※本内容は2018年5月23日付の登録内容に基づいています。
効果・薬害等の注意事項
●使用量を購入し、できるだけ残すことなく使い切ること。
●本剤を移植水稲に使用する場合、使用時期はノビエの4葉期までなので、時期を失しないように散布すること。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意すること。
各雑草の散布適期は次の通り。
ホタルイ、ヘラオモダカ、ウリカワ・・・4葉期まで
クログワイ・・・・・・・・・・・・・・草丈10cmまで
オモダカ・・・・・・・・・・・・・・・矢じり葉抽出前まで
コウキヤガラ・・・・・・・・・・・・・発生始期まで
シズイ・・・・・・・・・・・・・・・・草丈3cmまで
ヒルムシロ・・・・・・・・・・・・・・発生期まで
セリ・・・・・・・・・・・・・・・・・再生前~再生始期まで
クサネム・・・・・・・・・・・・・・・2葉期まで
●オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、シズイは発生期間が長く、生育段階によって効果にフレがでるので有効な後処理剤との組み合わせで使用すること。また、オモダカ、クログワイは有効な後処理剤との組み合わせで連年施用することによりさらに効果が向上する。
●苗の植付けが均一となるように代かきをていねいに行うこと。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行うこと。
●本剤を直播水稲に使用する場合、使用時期は稲の1葉期からノビエの4葉期までなので、時期を失しないように散布すること。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレがでるので、必ず適期に散布するように注意すること。
各雑草の散布適期は次の通り。
ホタルイ、ウリカワ・・・・2葉期まで
ヒルムシロ・・・・・・・・発生期まで
セリ・・・・・・・・・・・再生前~再生始期まで
●散布に当たっては、水の出入りを止めて5~6cmの湛水深にし、散布後少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(3~5cm)を保ち、田面を露出させないようにし、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。
●稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので、使用をさけること。
●以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけること。
・砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
・軟弱な苗を移植した水田
・極端な浅植えの水田及び浮き苗の多い水田
・散布後低温傾向が続くことで稲の生育が著しく停滞すると予想される場合
●梅雨期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は除草効果が低下することがあるので、使用をさけること。
●本剤は小包装(パック)のまま10アール当り10個の割合で水田に均等に投げ入れること。
●藻類・表層はく離などの浮遊物が多い条件下では、拡散が不十分となり部分的な効果不足や薬害が生じることがあるので、使用をさけること。
●パックに使用しているフィルムは水溶性なので、ぬれた手で作業したり、降雨で破袋することがないように注意すること。
●散布後数日間著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがあるが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていない。
●本剤はその殺草特性からいぐさ、れんこん、せり、くわい等の生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合には、十分注意すること。
●本剤を散布した水田の田面水を他の作物に灌水しないこと。
●本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意事項
●本剤は水溶性フィルムで小包装化されてるため、濡れた手で触らないこと。
●水溶性フィルム包装が破袋した場合は以下の点に注意すること。
・眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
・かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。
魚毒性等
この登録に係る使用方法では該当がない。
保管
直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。
製剤は吸湿性があるので、湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を堅く閉じて保管すること。また、強く加圧されると包装材フィルムが劣化するおそれがあるので、下積みにならないようにすること。
備考
「フルチャージⓇ」は石原産業(株)の登録商標。「ジャンボⓇ」は(公財)日本植物調節剤研究協会の登録商標。