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水稲用除草剤

フルイニングスカイ500グラム粒剤

フルイニングスカイ500グラム粒剤
除草剤分類
15,14,2,27
農林水産省登録
第23028号
有効成分
カフェンストロール(化管法 1種) ・・・4.2%
カルフェントラゾンエチル・・・・・・・1.8%
フルセトスルフロン・・・・・・・・・・0.44%
ベンゾビシクロン(化管法 1種)・・・・4.0%
性状
類白色細粒
人畜毒性
普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
有効年限
3年
包装
50g×10個×10袋

特長

  • 高葉齢のノビエにすぐれた効果
    ノビエ4葉期まで高い除草効果を示します。
  • SU抵抗性雑草にも有効
    カルフェントラゾンエチルとベンゾビシクロンの作用性の異なる成分の働きにより、SU抵抗性の一年生広葉雑草やホタルイに対しても安定した除草効果を示します。
  • すぐれた残効性
    発生している雑草を枯らす力に加え、土壌処理効果によりノビエをはじめとする水田雑草の後発生を長期間抑制します。
  • ゆとりのある散布適期
    雑草の発生に合わせて、移植水稲は移植後7日からノビエの4葉期まで、直播水稲は稲1葉期からノビエの4葉期までの幅広い時期に使用できます。

適用作物と使用方法

作物名 適用雑草名 使用時期 10アール当り使用量 本剤の使用回数 使用方法
移植水稲 一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ヘラオモダカ
ミズガヤツリ
ウリカワ
ヒルムシロ
セリ
移植後7日~ノビエ4葉期
但し、収穫60日前まで
500g 1回 湛水散布又は無人航空機による散布
直播水稲 一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
ウリカワ
ヒルムシロ
セリ
稲1葉期~ノビエ4葉期
但し、収穫60日前まで

【各有効成分を含む農薬の総使用回数】
カフェンストロール・・・1回、カルフェントラゾンエチル・・・2回以内
フルセトスルフロン・・・2回以内、ベンゾビシクロン・・・3回以内
※本内容は2017年12月21日付の登録内容に基づいています。

効果・薬害等の注意事項

使用量に合わせて秤量し、使いきること。
本剤を移植水稲に使用する場合、使用時期は、ノビエの4葉期までなので、時期を失しないように散布すること。なお多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意すること。
各雑草の散布適期は次の通り。
ホタルイ、ミズガヤツリ、ウリカワ・・・・・3葉期まで
ヘラオモダカ・・・・・・・・・・・・・・・2葉期まで
ヒルムシロ・・・・・・・・・・・・・・・・発生期まで
セリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・再生前~再生始期まで
前処理剤との体系で使用する場合には、雑草の発生状況をよく観察し、時期を失しないように適期に散布すること。
苗の植付けが均一となるように代かきをていねいに行うこと。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行うこと。
本剤を直播水稲に使用する場合、使用時期は稲の1葉期からノビエの4葉期までなので、時期を失しないように散布すること。なお多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意すること。
各雑草の散布適期は次の通り。
ホタルイ、ミズガヤツリ、ウリカワ・・・・・2葉期まで
ヒルムシロ・・・・・・・・・・・・・・・・発生期まで
セリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・再生前~再生始期まで
散布に当たっては、水の出入りを止め、湛水のまま田面に均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(3~5cm)を保ち、田面を露出させないようにし、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。
稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので、使用をさけること。
以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけること。
・砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
・軟弱な苗を移植した水田
・極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
・散布後低温傾向が続くことで稲の生育が著しく停滞すると予想される場合
梅雨期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は除草効果が低下することがあるので、使用をさけること。
散布後数日間著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがあるが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていない。
本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわい等の生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合には、十分注意すること。
本剤を散布した水田の田面水を他の作物に灌水しないこと。
本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意を守ること。
・散布は散布機種の散布基準に従って実施すること。
・散布機種に適合した散布装置を使用すること。
・粒剤散布装置については、事前に薬剤の物理性に合わせてメタリング開度を調整すること。
・当該水田周辺部への飛散防止のため、散布装置のインペラ(スピンナ)の回転数を低速に調整すること。
・散布薬剤の飛散によって他の作物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、圃場の端から5m以上離れた位置から圃場内に散布すること。
・水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意すること。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意事項

誤食などのないよう注意すること。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。
本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。

魚毒性等

水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないこと。
水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
無人航空機による散布で使用する場合は、河川、養殖池等に飛散しないよう特に注意すること。
散布後は、水管理に注意すること。
散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。

保管

直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。