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水稲用除草剤

石原グラスジンMナトリウム液剤

石原グラスジンMナトリウム液剤
農林水産省登録
第17327号
有効成分
ベンタゾン ・・・・・・・・・・ 33.0%
MCPAナトリウム塩 ・・・・・・ 6.0%
性状
赤色澄明液体
人畜毒性
普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
有効年限
5年
包装
500mL × 20本

特長

  • 広葉雑草を強力除草
    イネ科以外の一年生および多年生雑草に対して、両成分の相乗効果により高い効果を発揮します。
  • 効果的な防除が可能
    雑草の発生に応じてスポット処理ができ、経済的です。
  • 難防除対策に効果を発揮
    難防除雑草のクログワイ、コウキヤガラにも高い効果が期待できます。

適用作物と使用方法

作物名 適用雑草名 使用時期 適用土壌 10アール当り使用量 本剤の使用回数 使用方法 適用地帯
薬量 希釈水量
水稲 水田一年生雑草
(イネ科を除く)
マツバイ
ホタルイ
ヘラオモダカ
ウリカワ
幼穂形成始期
但し、収穫60日前まで
砂壌土
~埴土
300~500㎖ 70~100ℓ 1回 浅く湛水して散布 北海道
水田一年生雑草
(イネ科を除く)
マツバイ
ホタルイ
ヘラオモダカ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
コウキヤガラ
セリ
有効分けつ終止期~幼穂形成期前
但し、収穫60日前まで
落水散布 全域(北海道を除く)の普通期及び早期栽培地帯

【各有効成分を含む農薬の総使用回数】
ベンタゾン・・・2回以内、MCPA・・・1回
※本内容は2016年5月25日付の登録内容に基づいています。

効果・薬害等の注意事項

本剤は、水稲生育の後期に使用する除草剤です。
使用時期までの雑草防除は、他の初期または中期除草剤を用いて行い、本剤との組み合わせによる体系防除を行うか、本剤散布前に中耕除草を行ってください。
散布の際は、水稲になるべくかからないように雑草に散布してください。
深水条件下では効果が劣るので、落水してから散布してください。落水散布の場合は、散布前日に落水して水の出入りを止め、翌日に散布してください。浅く湛水して散布する場合は、できるだけ浅水状態(雑草が水面上に出る状態)にして水の出入りを止め、散布してください。なお、散布後3~4日間は入水をしないでください。また、散布後7日間は落水、かけ流しをしないでください。
処理後2日以内の降雨は効果を低下させるので、晴天の持続する時を選んで散布してください。
本剤は生育期に入った雑草に効果がありますが、多年生雑草には生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布してください。
各雑草の散布適期は次の通りです。
ホタルイ ・・・・・・・ 発生揃期から4葉期まで
ミズガヤツリ・・・・・ 発生揃期から7~8葉期まで
ウリカワ ・・・・・・・ 塊茎形成前
ヘラオモダカ ・・・・・ 発生揃期から4~5葉期まで
コウキヤガラ・・・・・ 草丈40~60cm程度
クログワイ、セリ ・・・ 増殖盛期まで
なお、クログワイに対しては本剤のみでは十分な効果が得られない場合もありますので、クログワイに有効な初期または中期除草剤との体系で使用してください。
砂質土壌の水田および漏水の多い水田(減水深2cm/日以上)では、薬害が発生するおそれがあるので使用しないでください。
周辺の広葉作物(桑、茶、果樹なども含む)に本剤がかかると薬害を生じるおそれがあるので、散布の際は、これら作物に薬剤が飛散してかからないように注意してください(特に畦畔大豆のある場合)。
本剤散布に用いた器具類は使用後直ちに洗浄し、他の用途に使用する場合の薬害の原因にならないように注意してください。
使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。

安全使用上の注意事項

誤飲などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。
使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当を受けてください。
原液は眼に対して刺激性があるので、散布液調製時には保護メガネを着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。
眼に入った場合には直ちに十分水洗し、眼科医の手当を受けてください。
原液は皮膚に対して弱い刺激性があるので、皮膚に付着しないよう注意してください。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
散布の際は、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。

魚毒性等

この登録に係る使用方法では問題ありません。

保管

密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼な所に保管してください。