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水稲用除草剤

センイチMXジャンボ

センイチMXジャンボ
農林水産省登録
第23766号
有効成分
ピラクロニル・・・・・・4.0%
フルセトスルフロン・・・0.40%
メソトリオン・・・・・・1.8%
性状
類白色細粒、水溶性パック入り(1パック50g)
人畜毒性
普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
有効年限
3年
包装
(50g×10個)× 10袋

特長

  • すぐれた拡散性
    自己拡散性にすぐれた粒剤を水溶性パックで包装したジャンボ剤です。省力的な散布で、安定した除草効果を示します。
  • 3.5葉期までのノビエにすぐれた効果
    ノビエ3.5 葉期まで高い除草効果を示す一発処理剤です。
  • 幅広い殺草スペクトラム
    メソトリオンの作用により、ホタルイ、コナギ等の広葉雑草に、ピラクロニルの作用により、一年生雑草やホタルイに対して安定した除草効果を示します。
  • ゆとりのある散布適期
    本剤は雑草の発生に合わせて、幅広い時期に使用できます。

適用作物と使用方法

作物名 適用雑草名 使用時期 10アール当り
使用量
本剤の
使用回数
使用方法
移植水稲 一年生雑草
及び
多年生広葉雑草
エゾノサヤヌカグサ
アオミドロ・藻類による表層はく離
移植後1日~ノビエ3.5葉期
但し、収穫60日前まで
小包装(パック)10個(500g) 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
直播水稲 一年生雑草
及び
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
ウリカワ
ヒルムシロ
セリ
稲1葉期~ノビエ3.5葉期
但し、収穫60日前まで

【各有効成分を含む農薬の総使用回数】
ピラクロニル・・・2回以内、フルセトスルフロン・・・2回以内、メソトリオン・・・2回以内
※本内容は2020年10月14日付の登録内容に基づいています。

効果・薬害等の注意事項

本剤を移植水稲に使用する場合、使用時期はノビエの3.5葉期までなので、時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。
各雑草の散布適期は次の通りです。
ホタルイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・4葉期まで
ヘラオモダカ、ミズガヤツリ、ウリカワ・・・・3葉期まで
シズイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・草丈3cmまで
オモダカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・発生始期まで
クログワイ、コウキヤガラ・・・・・・・・・・草丈10cmまで
ヒルムシロ・・・・・・・・・・・・・・・・・発生期まで
セリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・再生前~再生始期まで
エゾノサヤヌカグサ・・・・・・・・・・・・・2葉期まで
アオミドロ・藻類による表層はく離・・・・・・発生前まで
オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、シズイは発生期間が長く生育段階によって効果にフレがでるので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
前処理剤との体系で使用する場合には、雑草の発生状況をよく観察し、時期を失しないように適期に散布してください。
本剤を直播水稲に使用する場合、使用時期は、稲の1葉期からノビエの3.5葉期までなので、時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。
各雑草の散布適期は次の通りです。
ホタルイ、ミズガヤツリ、ウリカワ・・・・・・3葉期まで
ヒルムシロ・・・・・・・・・・・・・・・・・発生期まで
セリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・再生前~再生始期まで
苗の植付けが均一となるように代かきをていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
散布に当たっては水の出入りを止めて5~6cmの湛水深にし、散布後少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(3~5㎝)を保ち、田面を露出させないようにしてください。また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
次のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用しないでください。
・砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
・軟弱な苗を移植した水田
・極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
稲の根が露出する条件では薬害が生じるおそれがあるので使用しないでください。
梅雨期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は除草効果が低下することがあるので、使用しないでください。
小包装(パック)のまま10アール当り10個の割合で水田に均等に投げ入れてください。
藻類・表層はく離などの浮遊物が多い条件下では、拡散が不十分となり部分的な効果不足や薬害を生じることがあるので、使用しないでください。
パックに使用しているフィルムは水溶性なので、濡れた手で作業したり、降雨で破袋することがないように注意してください。
散布後数日間著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがありますが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていません。
本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわい等の生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は、十分注意してください。
本剤を散布した水田の田面水を他の作物に灌水しないでください。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。

安全使用上の注意事項

本剤は水溶性フィルムで小包装化されていますので、濡れた手で触らないでください。
水溶性フィルム包装が破袋した場合は次の点に注意してください。
・眼に対して強い刺激性があるので、眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
・皮膚に対して弱い刺激性があるので、皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください

魚毒性等

水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう注意して使用してください。
散布後は水管理に注意してください。空容器等は水産動植物に影響を与えないよう、適切に処理してください

保管

密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した所に保管してください。
製剤は吸湿性があるので、湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を堅く閉じて保管してください。
強く加圧されると包装材フィルムが劣化するおそれがあるので、下積みにならないようにしてください。