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殺虫剤

テルスターフロアブル

テルスターフロアブル
殺虫剤分類
3A
農林水産省登録
第20844号
有効成分
ビフェントリン・・・・・・・・・・ 7.2%
性状
類白色水和性粘稠懸濁液体
人畜毒性
劇物
有効年限
4年
包装
(100mL × 10本)× 2函
167mL × 20本
335mL × 20本

特長

  • 幅広い殺虫スペクトラム
    チョウ目害虫、アブラムシ類、カメムシ類、ヨコバイ類などのカメムシ目害虫、アザミウマ類など多くの害虫にすぐれた効果があります。
  • 汚れが少ない
    フロアブルで高希釈倍率なので、作物表面の汚れが目立ちません。
  • 使用時期の幅が広い
    収穫近くまで使用することができます。
  • 薬剤調製が簡単
    フロアブル化により、粉立ちがなく薬液調製が簡便です。

適用作物と使用方法

作物名 適用害虫名 希釈倍数 10アール当り使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ビフェントリンを含む農薬の総使用回数
かんきつ カネタタキ
アブラムシ類
3000倍 200~700ℓ 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
カメムシ類
アザミウマ類
ミカンハモグリガ
コアオハナムグリ
ケシキスイ類
ミカンバエ成虫
3000~6000倍
チャノミドリヒメヨコバイ 6000倍
ぶどう チャノキイロアザミウマ 4000倍 収穫14日前まで 1回 2回以内
(散布は1回以内、くん煙は1回以内)
おうとう ハダニ類 収穫前日まで 2回以内 2回以内
ショウジョウバエ類
カメムシ類
3000~4000倍
もも
ネクタリン
カメムシ類
モモハモグリガ
シンクイムシ類
3000倍
アブラムシ類 6000倍
なし シンクイムシ類
ハマキムシ類
アブラムシ類
ハダニ類
3000倍
カメムシ類 3000~6000倍
かき チャノキイロアザミウマ
カキノヘタムシガ
3000倍 収穫3日前まで
カメムシ類 3000~6000倍
びわ 3000倍 収穫前日まで
30倍 4ℓ 無人航空機による散布
小粒核果類 シンクイムシ類
アブラムシ類
カメムシ類
3000倍 200~700ℓ 散布
りんご シンクイムシ類
ハマキムシ類
キンモンホソガ
アブラムシ類
ギンモンハモグリガ
ハダニ類
カメムシ類
ヨモギエダシャク
3000倍 200~700ℓ 1回 1回
キウイフルーツ カメムシ類
クワゴマダラヒトリ
2回以内 2回以内
トマト
ミニトマト
オンシツコナジラミ 4000倍 100~300ℓ
なす アブラムシ類
ハダニ類
3回以内 3回以内
きゅうり アブラムシ類
ねぎ ネギアザミウマ 収穫14日前まで 2回以内 2回以内
未成熟とうもろこし ハダニ類 収穫前日まで
エンサイ オンブバッタ 収穫7日前まで
チャノコカクモンハマキ
チャハマキ
チャノミドリヒメヨコバイ
チャノキイロアザミウマ
カンザワハダニ
チャノホソガ
ヨモギエダシャク
3000倍 200~400ℓ 摘採14日前まで
きく ミカンキイロアザミウマ 2000倍 100~300ℓ 3回以内 3回以内
ハダニ類 4000倍
ばら
カーネーション
ハダニ類
宿根かすみそう シロイチモジヨトウ
トルコギキョウ
りんどう
ヒラズハナアザミウマ

※本内容は2023年6月7日付の登録内容に基づいています。

効果・薬害等の注意事項

使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
使用前に容器をよく振ってください。
かんきつのアザミウマ類への使用にあたっては、ミカンキイロアザミウマでは効果が劣ることがあるので、使用をさけてください。
本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意事項を守ってください。
・散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
・散布に当たっては散布機種に適合した散布装置を使用してください。
・散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行ってください。
適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
薬液のかかりにくい葉裏まで、ていねいに散布してください。ピレスロイド系殺虫剤との連用はさけ、他系統薬剤とのローテーションで使用してください。

安全使用上の注意事項

医薬用外劇物につき、取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
本剤による中毒の治療法としては、動物実験で筋弛緩薬(メトカルバモール製剤等)の投与が有効であると報告されています。
散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着するおそれのある場所では使用をさけてください。散布の際に着用していた衣服は養蚕作業に用いるものと区別してください。
ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
・ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにしてください。無人航空機による散布でそれらに飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
・受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用しないでください。
・関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。

魚毒性等

水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼および海域等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。養殖池周辺での使用はさけてください。水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。空容器は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

保管

密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼な所に、鍵をかけて保管してください。盗難、紛失の際は警察に届け出てください。