製品情報
ウララDF
- 農林水産省登録
- 第21812号
- 有効成分
- フロニカミド ・・・・・・・・・・ 10.0%
- 性状
- 淡褐色水和性細粒
- 人畜毒性
- 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
- 有効年限
- 5年
- 包装
- 250g × 20袋
500g × 20袋
特長
- アブラムシ類に高い効果
アブラムシ類、コナジラミ類などのカメムシ目害虫や、アザミウマ類に対して殺虫効果を発揮します。特にアブラムシ類には、種に関わらず高い効果を示します。 - 既存剤とは異なる系統の殺虫剤
既存剤のいずれとも異なる新規な作用機作を持っています。このため、既存の殺虫剤に抵抗性を示すアブラムシにも有効で、ローテーション防除に使用する殺虫剤として適しています。 - ユニークな作用
アブラムシの吸汁を阻害して防除します。アブラムシが衰弱して茎葉から脱落するまでに数日かかりますが、吸汁活動は速効的に阻害します。 - 高い浸透移行性と浸達性
高い浸透移行性と浸達性により、巻葉を作り薬剤のかかり難いアブラムシの防除にも効果を発揮します。有効成分は上位展開葉や新梢にも移行します。 - すぐれた残効性と耐雨性
本剤は葉中で適度な安定性を持ち、おおむね2~3週間の残効性があります。また、有効成分が植物内に速やかに取り込まれるため降雨による流亡が少なく、耐雨性にも優れています。 - 天敵・有用生物に対する安全性
カブリダニ類、寄生蜂などの天敵生物、訪花昆虫に影響が少なく、IPM(総合的病害虫防除)に適した薬剤です。
適用作物と使用方法
作物名 | 適用害虫名 | 希釈倍数 | 10アール当り使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | フロニカミドを含む農薬の総使用回数 |
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りんご | リンゴワタムシ | 2000倍 | 200~700ℓ | 収穫14日前まで | 2回以内 | 散布 | 2回以内 |
アブラムシ類 | 2000~4000倍 | ||||||
なし | アブラムシ類 | ||||||
チャノキイロアザミウマ | 2000倍 | ||||||
かき | チャノキイロアザミウマ | ||||||
もも | アブラムシ類 | 2000~4000倍 | |||||
ネクタリン | 収穫7日前まで | ||||||
小粒核果類 | アブラムシ類 | ||||||
モモヒメヨコバイ | 2000倍 | ||||||
ぶどう | チャノキイロアザミウマ | 1000倍 | 開花前まで | ||||
ツマグロアオカスミカメ | 2000倍 | ||||||
おうとう | チャノキイロアザミウマ コアオカスミカメ |
2000倍 | 収穫前日まで | ||||
小麦 | アブラムシ類 | 4000倍 | 60~150ℓ | 収穫7日前まで | |||
いちご メロン |
2000~4000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | ||||
コナジラミ類 | 2000倍 | ||||||
きゅうり | アブラムシ類 | 2000~4000倍 | 3回以内 | 3回以内 | |||
コナジラミ類 | 2000倍 | ||||||
トマト ミニトマト |
アブラムシ類 | 2000~4000倍 | |||||
コナジラミ類 ミカンキイロアザミウマ |
2000倍 | ||||||
なす | アブラムシ類 | 2000~4000倍 | |||||
コナジラミ類 ミカンキイロアザミウマ フタテンミドリヒメヨコバイ |
2000倍 | ||||||
ししとう ヤングコーン |
アブラムシ類 | 2000~4000倍 | |||||
ピーマン すいか うり類(漬物用) にがうり ズッキーニ |
2回以内 | 2回以内 | |||||
さやえんどう さやいんげん 実えんどう |
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かぼちゃ えだまめ いんげんまめ だいず あずき ごぼう 葉ごぼう |
収穫7日前まで | ||||||
アスパラガス | アブラムシ類 ネギアザミウマ |
2000倍 | 収穫前日まで | 3回以内 | 3回以内 | ||
セルリー ほうれんそう しゅんぎく 非結球あぶらな科葉菜類 |
アブラムシ類 | 4000倍 | 2回以内 | 2回以内 | |||
エンダイブ すいぜんじな 食用ぎく ふき |
収穫7日前まで | ||||||
レタス 非結球レタス パセリ |
2000倍 | 収穫前日まで | |||||
だいこん | |||||||
未成熟とうもろこし | 2000~4000倍 | 収穫3日前まで | |||||
32~64倍 | 1.6~3.2ℓ | 無人航空機による散布 | |||||
50~100倍 | 3~5ℓ | ||||||
オクラ | アブラムシ類 フタテンミドリヒメヨコバイ |
2000倍 | 100~300ℓ | 収穫前日まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 |
ばれいしょ | アブラムシ類 | 2000~4000倍 | 収穫7日前まで | 2回以内 | 2回以内 | ||
500倍 | 25ℓ | ||||||
1000倍 | |||||||
32~64倍 | 1.6~3.2ℓ | 無人航空機による散布 | |||||
50~100倍 | 3~5ℓ | ||||||
やまのいも | 2000倍 | 100~300ℓ | 散布 | ||||
32倍 | 1.6~3.2ℓ | 無人航空機による散布 | |||||
50倍 | 3~5ℓ | ||||||
さといも やまのいも(むかご) こんにゃく |
2000倍 | 100~300ℓ | 散布 | ||||
たまねぎ | ネギアザミウマ | 2000倍 | 収穫7日前まで | ||||
ねぎ | 1000~2000倍 | 収穫前日まで | 3回以内 | 3回以内 | |||
くわい | アブラムシ類 | 2000倍 | 収穫21日前まで | ||||
キャベツ はくさい ブロッコリー |
2000~3000倍 | 収穫前日まで | 2回以内 | 2回以内 | |||
カリフラワー | 2000倍 | 収穫14日前まで | |||||
みつば | 2000~4000倍 | 収穫3日前まで 但し、伏せ込み栽培は伏せ込み前まで |
|||||
しそ おかひじき |
4000倍 | 収穫3日前まで | |||||
てんさい | 2000~4000倍 | 収穫14日前まで | |||||
32~64倍 | 1.6~3.2ℓ | 無人航空機による散布 | |||||
50~100倍 | 3~5ℓ | ||||||
食用ミニバラ | 2000倍 | 100~300ℓ | 収穫3日前まで | 散布 | |||
きく(葉) | 4000倍 | 収穫14日前まで | |||||
茶 | チャトゲコナジラミ | 1000倍 | 200~400ℓ | 摘採7日前まで | 1回 | 1回 | |
チャノキイロアザミウマ チャノミドリヒメヨコバイ ツマグロアオカスミカメ |
1000~2000倍 | ||||||
コミカンアブラムシ | 2000倍 |
作物名 | 適用場所 | 適用害虫名 | 10アール当り使用量 | 10アール当り使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | フロニカミドを含む農薬の総使用回数 |
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いちご | 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 | アブラムシ類 コナジラミ類 |
100g | 10ℓ | 収穫前日まで | 2回以内 | 常温煙霧 | 2回以内 |
トマト ミニトマト |
100~150g | 3回以内 | 3回以内 |
※本内容は2024年11月13日付の登録内容に基づいています。
効果・薬害等の注意事項
●使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。散布器具、容器の洗浄水等は河川等に流さないでください。周囲に影響のない方法で処理を行い、空容器は環境に影響のないよう適切に処理してください。
●使用液量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節してください。
●無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意事項を守ってください。
・散布は各散布機種の散布基準に従って実施してください。
・散布に当たっては散布機種に適合した散布装置を使用してください。
・散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行ってください。
・散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等に被害を生じるおそれがあるので、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
・散布終了後は次の項目を守ってください。
1.使用後の空の容器は放置せず、適切に処理してください。
2.機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理してください。
●きゅうりに使用する場合、徒長したものでは散布時展開葉の葉縁に薬害を生じることがありますが、その後の展開葉および生育には影響はありません。
●非結球あぶらな科葉菜類に使用する場合、低温多湿等の薬液が乾燥しにくい条件下では薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
●すももでは品種により、葉に薬害が生じる場合があるので注意してください。
●ばれいしょに対して少量散布で使用する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用してください。
●つまみ菜、間引き菜には使用しないでください。
●ハウス等の常温煙霧に使用する場合は、次のことに注意してください。
・専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧してください。特に常温煙霧装置の選定および使用にあたっては病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
・できるだけ日中の煙霧はさけ、夕刻から煙霧し、6時間以上密閉状態にしてください。できれば翌朝までそのままとし、開放後十分換気してから入室してください。
●適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
●本剤の使用に当たっては、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
安全使用上の注意事項
●眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。使用後は洗眼してください。
●常温煙霧中はハウス内へ入らないでください。また、常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室してください。
魚毒性等
この登録に係る使用方法では問題ありません。
保管
密封し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼・乾燥した所に保管してください。