トップ / 製品情報 / テルスター水和剤
殺虫剤

テルスター水和剤

テルスター水和剤
殺虫剤分類
3A
農林水産省登録
第20791号
有効成分
ビフェントリン・・・・・・・・・・ 2.0%
性状
類白色水和性粉末 45μm 以下
人畜毒性
普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
有効年限
5年
包装
(100g×10袋)× 6函
500g × 20袋

特長

  • 幅広い殺虫スペクトラム
    チョウ目害虫、アブラムシ類、カメムシ類、ヨコバイ類などのカメムシ目害虫、アザミウマ類など多くの害虫にすぐれた効果があります。
  • ハダニ類にも有効
    ハダニ類にも高い活性を示し、リサージェンス(異常増殖)が起こりにくいピレスロイド剤です。
  • 速効的な殺虫効果
    速効性にすぐれ、散布直後から強い殺虫効果を示します。また、効果の持続性が長く、少ない散布回数で高い防除効果が得られます。
  • 汎用性のある殺虫剤
    適用作物幅が広く、汎用性のある殺虫剤です。

適用作物と使用方法

作物名 適用害虫名 希釈倍数 10アール当り使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ビフェントリンを含む農薬の総使用回数
かんきつ ミカンハモグリガ
チャノキイロアザミウマ
カメムシ類
1000~2000倍 200~700ℓ 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
アブラムシ類
ワタミヒゲナガゾウムシ
1000倍
りんご モモシンクイガ
キンモンホソガ
ギンモンハモグリガ
ハマキムシ類
アブラムシ類
リンゴハダニ
ナミハダニ
1回 1回
なし シンクイムシ類
ハマキムシ類
ナシチビガ
アブラムシ類
ハダニ類
2回以内 2回以内
カメムシ類 1000~2000倍
もも モモハモグリガ
アブラムシ類
カメムシ類
1000倍 収穫14日前まで
ぶどう チャノキイロアザミウマ 1回 2回以内(散布は1回以内、くん煙は1回以内)
かき カメムシ類
チャノキイロアザミウマ
1000~2000倍 2回以内 2回以内
カキクダアザミウマ
ハダニ類
カキノヒメヨコバイ
1000倍
びわ アブラムシ類
オオタバコガ
カメムシ類
1000~2000倍 収穫前日まで
あけび(果実) アブラムシ類 1000倍 収穫7日前まで
ハスカップ 収穫21日前まで 1回 1回
ばれいしょ 1000~1500倍 100~300ℓ 収穫3日前まで 4回以内 4回以内
あずき アズキノメイガ 1500倍 150~300ℓ 収穫7日前まで 2回以内 2回以内
きゅうり アブラムシ類
オンシツコナジラミ
1000倍 収穫前日まで 3回以内 3回以内
すいか アブラムシ類
ハダニ類
4回以内 4回以内
メロン アブラムシ類
ハダニ類
タバココナジラミ類
(シルバーリーフコナジラミを含む)
なす アブラムシ類
オンシツコナジラミ
ハダニ類
3回以内 3回以内
キャベツ
はくさい
コナガ
アオムシ
ヨトウムシ
アブラムシ類
1000~1500倍 収穫21日前まで 4回以内 4回以内
ねぎ シロイチモジヨトウ 1000倍 収穫7日前まで 2回以内 2回以内
だいこん アブラムシ類 1000~1500倍 収穫21日前まで
てんさい ヨトウムシ 250倍 25ℓ 収穫7日前まで 4回以内 4回以内
1000~1500倍 100~300ℓ
カメノコハムシ 1500倍
ハダニ類 1000倍
だいず アブラムシ類 3回以内 3回以内
いんげんまめ アブラムシ類
インゲンマメゾウムシ
収穫3日前まで
パセリ アブラムシ類 2回以内 2回以内
チャノコカクモンハマキ
チャハマキ
チャノホソガ
チャノミドリヒメヨコバイ
チャノキイロアザミウマ
カンザワハダニ
ヨモギエダシャク
200~400ℓ 摘採14日前まで
ホップ アズキノメイガ
ハダニ類
アサトビハムシ
200~700ℓ 収穫30日前まで
たばこ ヨトウムシ
アブラムシ類
オンシツコナジラミ
1500倍 25~180ℓ 収穫10日前まで
スジキリヨトウ
シバツトガ
300㎖/㎡ 発生初期 3回以内 3回以内
ばら
きく
カーネーション
ハダニ類 1000倍 150~300ℓ
樹木類 ケムシ類 200~700ℓ 発生初期 6回以内 6回以内

※本内容は2018年3月28日付の登録内容に基づいています。

効果・薬害等の注意事項

使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
てんさいに対して希釈倍数250倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用してください。
ばら、きく、カーネーションに使用する場合、収穫間際の散布は葉や花に汚れを生じる場合があるのでさけてください。
散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節してください。
適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。

安全使用上の注意事項

取扱いに十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当を受けてください。
本剤による中毒の治療法としては、動物実験で筋弛緩薬(メトカルバモール製剤等)の投与が有効であると報告されています。
眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
街路、公園等で使用する場合は、散布中および散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着するおそれのある場所では使用をさけてください。本剤の散布の際に着用していた衣服は養蚕作業に用いるものと区別してください。
ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
・ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにしてください。
・受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用しないでください。
・関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。

魚毒性等

水産動植物(魚類・甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意してください。散布器具・容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。 また、空袋は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

保管

密封し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼・乾燥した所に保管してください。