製品情報
生物農薬
アカメ
特長
- 各種アザミウマ幼虫を捕食します
天敵カブリダニ類と比べて捕食量が多く、ヒラズハナアザミウマ等の大型アザミウマの2齢幼虫も捕食可能です。 - 被害果を少なくする効果があります
アカメは花や果実上に多く定着するため、害虫アザミウマ類の果実への加害を防ぎます。 - 花粉で増殖します
アカメはいちご、なす、ピーマンの花粉を餌とした場合でも動物性の餌と同様に発育および産卵が可能です。花が咲いていれば放飼可能なため、害虫アザミウマの発生を待ち伏せるのに向いています。 - 低温環境でも活動できます
アカメは休眠性を持たない系統のため、管理温度の低いいちごでの使用にも適しています。
- JAS法に適合しています
本剤はJAS法が定める有機農産物、または特別栽培農産物にも使用可能です。
適用作物と使用方法
作物名 | 適用害虫名 | 10アール当り使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | アカメガシワクダアザミウマを含む 農薬の総使用回数 |
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野菜類 (施設栽培) |
アザミウマ類 | 10000~15000頭 | 発生初期 | ー | 放飼 | ー |
※本内容は2018年5月23日付の登録内容に基づいています。
効果・薬害等の注意事項
●本剤はアザミウマ類を捕食する天敵アカメガシワクダアザミウマを含有する製剤です。使用の際は、紙束を適当な間隔で枝等に吊り下げ放飼してください。ボトル内に天敵が残ることがあるので、余すことなく放飼してください。
●アカメガシワクダアザミウマは生存日数が短いので、入手後直ちに使用し、使いきってください。
●アザミウマ類の生息密度が高くなってからの放飼は十分な効果が得られないことがあるので、アザミウマ類の発生のごく初期に最初の放飼を行い、1~2週間間隔で圃場全面に放飼するようにしてください。
●アカメガシワクダアザミウマの放飼前後に本種の活動に影響を及ぼすおそれがある薬剤の散布はさけてください。
●本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
安全使用上の注意事項
魚毒性等
この登録に係る使用方法では問題ありません。
保管
本剤は天敵農薬であり、生存日数が短いので、入手後直ちに使用し、保存しないでください。