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水稲用除草剤

プレキープ1キロ粒剤

プレキープ1キロ粒剤
除草剤分類
27,27
農林水産省登録
第22570号
有効成分
ピラゾキシフェン(化管法 1種)・・・・・・10.0%
ベンゾビシクロン(化管法 1種)・・・・・・2.0%
性状
類白色細粒
人畜毒性
普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
有効年限
4年
包装
1kg × 12袋

特長

  • 湛水直播水稲・移植水稲に使用可能な初期除草剤
    水稲に対する安全性が高く、湛水直播栽培のは種前、は種時、は種直後、および移植栽培の移植前、移植直後に使用できます。
  • 殺草スペクトラムが広い
    ノビエ、コナギ、アゼナ等水田一年生雑草はもとより、ホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリ等の多年生雑草にも安定した効果を発揮します。
  • SU抵抗性雑草に有効
    非SU成分で構成された初期除草剤であり、問題となっているSU抵抗性のコナギ、ホタルイ、アゼナ類に対してすぐれた効果を示します。

適用作物と使用方法

作物名 適用雑草名 使用時期 10アール当り使用量 本剤の
使用回数
使用方法
移植水稲 一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
ウリカワ
オモダカ
ヒルムシロ
植代後~移植7日前
または
移植直後~ノビエ1葉期
但し、移植後30日まで
1kg 1回 湛水散布
直播水稲 一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
ウリカワ
ヒルムシロ
は種時 は種同時散布機で施用
湛水直播の代かき後~は種7日前
または
は種直後~ノビエ1葉期
但し、収穫90日前まで
湛水散布又は無人航空機による散布

【各有効成分を含む農薬の総使用回数】
ピラゾキシフェン・・・2回以内、ベンゾビシクロン・・・3回以内
※本内容は2019年11月6日付の登録内容に基づいています。

効果・薬害等の注意事項

本剤は後処理剤との組み合わせで使用してください。
本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの1葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。
各雑草の散布適期は次の通りです。
ホタルイ、ミズガヤツリ、ウリカワ・・・・・発生始期まで
ヒルムシロ・・・・・・・・・・・・・・・・発生期まで
オモダカ・・・・・・・・・・・・・・・・・発生前~発生始期まで
オモダカは発生期間が長く、生育段階によって効果にフレが出るので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
苗の植付けが均一になるように、代かきをていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
散布に当たっては水の出入りを止め、湛水のまま田面に均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(3~5cm)を保ち、田面を露出させないようにしてください。また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
移植前または、は種前に使用する場合は、植代後に土が落ち着いてから散布し、7日以上の間隔をあけて稲を移植またはは種してください。
直播水稲のは種時に通常の湛水状態より水を落として散布する場合は、散布後速やかに通常の湛水状態(水深3~5cm)にしてください。
次のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用しないでください。
・砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
・軟弱な苗を移植した水田
・極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
梅雨期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は除草効果が低下することがあるので、使用をさけてください。
本剤はその殺草特性からいぐさの生育を阻害するおそれがあるので、いぐさの生育期に隣接田で使用する場合は、十分注意してください。
いぐさ栽培予定田では使用しないでください。
本剤を散布した水田の田面水を他の作物に灌水しないでください。
本剤使用後の空袋は、環境に影響を与えないように適切に処理してください。
本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意を守ってください。
・散布は、散布機種の散布基準に従って実施してください。
・散布機種に適合した散布装置を使用してください。
・粒剤散布装置については、事前に薬剤の物理性に合わせてメタリング開度を調整してください。
・当該水田周辺部への飛散防止のため、散布装置のインペラ(スピンナ)の回転数を低速に調整してください。
・散布薬剤の飛散によって他の作物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、圃場の端から5m以上離れた位置から圃場内に散布してください。
・水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。

安全使用上の注意事項

誤食などのないように注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。
使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当を受けてください。
眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
散布の際は、農薬用マスクなどを着用してください。作業後はうがいをしてください。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。

魚毒性等

この登録に係る使用方法では問題ありません。

保管

密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した所に保管してください。