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殺虫剤

ベミデタッチ

ベミデタッチ
殺虫剤分類
農林水産省登録
第23731号
有効成分
グリセリン酢酸脂肪酸エステル ・・・・・ 80.0%
性状
淡黄色澄明可乳化油状液体
人畜毒性
普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物
第4類第4石油類
有効年限
3年
包装
500mL × 10本

特長

  • 新しいタイプの薬剤
    コナジラミ類成虫の飛来、吸汁、交尾を阻害する行動制御剤です。コナジラミの種にかかわらず効果を示し、また既存剤への感受性低下を起こしたコナジラミにも有効です。
  • 植物ウイルス媒介抑制効果
    コナジラミ類による植物ウイルスの媒介も抑制します。ウイルス感染の危険性が高い定植初期からの利用で、難防除であるウイルス病の蔓延を防ぎます。
  • 植物由来成分
    有効成分は植物由来の食品添加物です。そのため、使用回数に制限がありません。また、有用生物への影響も少ないため作期を通して安全に使用でき、IPM(総合的病害虫防除)にも適しています。

適用作物と使用方法

作物名 適用害虫名 希釈倍数 10アール当り使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 グリセリン酢酸脂肪酸エステルを含む農薬の総使用回数
トマト
ミニトマト
コナジラミ類
うどんこ病
500倍 100~300ℓ 収穫前日まで 散布
チャノミドリヒメヨコバイ 500~1000倍 200~400ℓ 摘採7日前まで

※ 本内容は2022年11月24日付の登録内容に基づいています。

効果・薬害等の注意事項

本剤はコナジラミの成虫に対する忌避効果が主体の剤であり、他のステージに対する効果はないか劣るので、成虫の飛来前や発生初期に使用してください。
トマト及びミニトマトに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので、以下のことに注意してください。
・軟弱徒長苗に対して連続散布すると薬害を生じるおそれがあるので、過度の連用はさけてください。
・果実に対して散布液がたまるような状態は、薬害を生じることがあるので、薬剤の乾きやすい時に散布してください。葉に対しても、薬液の滞留部の一部にも薬害を生じることがあるので、注意してください。
・果実の生育期間において、低温または高温による障害を受けた果実は、薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
・他の薬剤と混用する場合には、事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。特に、TPNを含む農薬は、薬害を生じるので混用しないでください。
・混用によって薬害を生じる薬剤を散布する場合は、散布前後7日以上間隔をあけて使用してください。
展着剤を加用する必要はありません。
本剤の使用に当たっては、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。

安全使用上の注意事項

皮膚に対して刺激性があるので、皮膚に付着しないよう注意してください。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
散布器具の洗浄水および残りの薬液は河川等に流さず、容器等は環境に影響を与えないよう安全に処理してください。
危険物第四類第四石油類に属するので、火気には十分注意してください。

魚毒性等

この登録に係る使用方法では問題ありません。

保管

密栓し、火気をさけ、食品と区別して、直射日光のあたらない冷涼な所に保管してください。

備考

本製品は、理化学研究所の特許実施許諾を受けています。


本商品は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代農林水産業創造技術」の研究成果を活用しています。