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IBJ防除情報vol.119 いつもテッパン液剤をご愛顧頂きありがとうございます。本号ではぶどうでの本剤の位置づけをご紹介します。また、本剤がチャノキイロアザミウマ、コガネムシ類に対して高い効果を発揮することを当社研究所の試験成績をもとにご説明致します。 テッパン液剤の特徴 ぶどうでの重要害虫の発生消長とテッパン液剤の位置づけ テッパン液剤は、ぶどう果実に被害をもたらす重要害虫のチャノキイロアザミウマに対して高い効果を示します。なお、本害虫の発生期間にはコガネムシ類、クビアカスカシバといった難防除害虫も発生しますが、テッパン液剤は1薬剤で効果的な防除が可能です。なお、本剤におけるクビアカスカシバ防除は幼虫が対象となっております。孵化幼虫が樹木に食入する際に本剤を体内に取り込ませることで殺虫効果を示します。 テッパン液剤は、チャノキイロアザミウマ成虫に対して処理4日後の殺虫活性が優れました。また、本剤処理区では13、18日後の調査から次世代の発生がほとんど確認できなかったことから、高い殺成虫活性が次世代の高い密度抑制効果に貢献していると考えられます。 テッパン液剤を処理して21日後のぶどう葉でもマメコガネに対して90%以上の殺虫率を示しました。 石原の農薬適用拡大情報 IBJ防除情報では石原テッパン液剤のでの圃場での社内自主試験結果を紹介しています。