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オオアレチノギクの防除対策│除草剤が効かない原因と今すぐできる防除方法

オオアレチノギクの防除対策

「除草剤を散布しても枯れない・・・」その原因は?

グリホサート剤を使っているのにオオアレチノギクが枯れない!

年々増えて、手に負えなくなってきた!

このような状況であれば、グリホサート抵抗性オオアレチノギクが発生している可能性があります。
本記事では、 オオアレチノギクの発生原因から具体的な対策、効果的な防除方法まで、現場で役立つ情報をわかりやすく解説するとともに、オオアレチノギクの防除対策に有効な除草剤『アージラン液剤』をご紹介します。

オオアレチノギクとは

オオアレチノギク写真
オオアレチノギクはキク科の一年生(越年生)雑草で、秋に発生し、ロゼット葉を出して冬を越します。畑地、あき地、道ばたなどに群生し、春に茎が直立し急成長をとげ、高さ1~2mにまで成長します。茎の葉は線形、鋸歯があり、灰色を帯びた緑色で互生、茎、葉ともに柔らかい毛があります。夏~秋に茎の上部に多数の枝が出て全体が円錐状の花序になり、白い小さな花が多数咲きます。ヒメムカシヨモギと比べ、全体が白っぽくなっています。
発生サイクル
春~夏夏~秋
発芽ロゼットで越冬茎が直立し、伸長開花・種子散布

オオアレチノギクが増える3つの原因

1. 圧倒的な繁殖力
1株でおよそ10万個以上の種子を作り、風で広範囲に拡散します。
2. 種子が長期間生き残る
土壌中で4年以上(長い場合は数十年)発芽能力を維持するとされています。
3. グリホサート抵抗性個体の発生
同じ除草剤を使い続けることで、薬剤が効きにくい個体が生き残り増殖します。グリホサート系除草剤は幅広い地域で長年使用されているため耐性を持った雑草がでてきており、このような雑草をグリホサート抵抗性雑草といいます。

よくあるオオアレチノギク防除の失敗例

同じ系統の除草剤を使い続ける
抵抗性雑草が増加して、防除が困難になります。
散布タイミングが遅い
草丈が大きくなると散布ムラになりやすく、効果が大きく低下します。
また、開花期は薬液の吸収移行が緩慢になり、効果発現が遅れます。
薬剤の使い分けをしない
薬剤によって得意不得意な雑草種があるため、異なる殺草効果をもつ薬剤を組み合わせた防除が重要です。

オオアレチノギクの防除対策

ロゼット
生育初期(早期)の防除を徹底
草丈が低いうち(ロゼット期)に処理することが最も重要です。

ロゼット期まで(発芽直後~越冬期)伸長開始~草丈30cm程度
この時期であれば雑草の草丈が低いのでムラなく散布でき、薬剤が効きやすいため防除効果が高まります。成長後は茎葉が硬くなり薬剤が吸収されにくくなるため、防除難易度が一気に上がります。立ち枯れを防ぐためにも、早期対応が不可欠です。
除草剤の見直し
グリホサート抵抗性が疑われる場合は、作用性が異なる除草剤の併用を検討してください。
その一つとして『アージラン液剤』をご紹介します。

アージラン液剤について

アージラン液剤
特長
1年生、多年生問わず、イネ科・広葉雑草の両方に効果があります。
アージラン液剤は、 グリホサートとは異なる作用性を持つ「アシュラム」を有効成分とする除草剤です。そのため、グリホサート抵抗性オオアレチノギクにも対応可能です。
高薬量で使用すると難防除雑草のスギナ、セイタカアワダチソウ、ギシギシ類やワラビなどの強害雑草にも効果を示します。
雑草種によっては、グリホサート剤との併用が有効です。
非農耕地におけるアージラン液剤の上手な使い方
オオアレチノギクの発生消長(イメージ)
オオアレチノギク防除のポイント
アージラン液剤の薬量散布液量散布時期
秋期春期
1.0mL/㎡100mL/㎡発芽後~低温期前伸長開始~草丈30cm程度
※地域や気温条件により適期は前後するため、現場状況に応じて調整してください。
草丈が伸びてからの散布は効果不足となりやすく、また枯れたとしても立ち枯れ状態となるので草丈が小さい段階での散布がより効率的です。
アージラン液剤は遅効性で効果の現れるまでに2~3週間を要し、散布時期が遅れると効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。
薬液が付着しにくい場合や草丈が伸びてから散布する場合は、展着剤を加用してください。
ヒユ科やカヤツリグサ科など本剤が効きにくい種類の雑草が混在する場合は、グリホサート剤やグルホシネート剤など有効な除草剤と併用してください。
発生密度が高く、長期間発生が続くような土地は、DCMU剤などの土壌処理剤との併用も有効です。
オオアレチノギクに対する除草効果<ポット試験>
  • 石原バイオサイエンス株式会社 社内自主試験(2025年)
  • 試験場所:千葉県山武市
  • 供試薬剤:アージラン液剤1000mL/10a(展着剤無加用)
  • 処理日:6月20日
  • 調査日:6月20日、27日、7月4日、11日、18日(処理前、処理7、14、21、28日後)
  • 処理時の草丈:60cm~80cm程度
オオアレチノギクに対する除草効果

まとめ │ オオアレチノギクの防除対策のポイント

  • 除草剤が効かない原因は「抵抗性」が発達している可能性がある
  • アージラン液剤は、オオアレチノギクの防除に有効な選択肢の一つ
  • ロゼット期~草丈が低い時期の防除が最も重要
  • 複数種の雑草がある場合は、薬剤の使い分けが重要

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