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オヒシバの防除対策 │ 除草剤が効かない原因と防除方法

オヒシバの防除対策

「除草剤を散布しても枯れない・・・」その原因は?

グリホサート剤を使っているのにオヒシバが枯れない!

年々増えて、手に負えなくなってきた!

このような状況であれば、グリホサート抵抗性オヒシバが発生している可能性があります。
本記事では、 オヒシバの発生原因から具体的な対策、効果的な防除方法まで、現場で役立つ情報をわかりやすく解説するとともに、オヒシバの防除対策に有効な除草剤『アージラン液剤』をご紹介します。

オヒシバとは

オヒシバ
オヒシバは日本在来の夏を代表するイネ科の一年生雑草で、非常に強い生命力をもっています。太く硬い茎をもつため、踏みつけに強く、人が立ち入る道ばたや庭などにもよく生育します。地中に強いひげ根を張って成育し、引き抜くことは困難です。茎は扁平で滑らか、分けつして株になり高さ20~60㎝になります。葉は線形でやや堅く滑らかですが、縁に長く柔らかい白色の毛があります。
発生サイクル
春~夏夏~秋
発芽急成長開花・結実期

オヒシバが増える3つの原因

1. 種子が拡散しやすい
1株で数千個の種子を作り、風で広範囲に拡散します。
2. 世代交代を繰り返す
生育期間が4月頃から10月頃までと長く、その間に何世代もの発生を繰り返します。
3. グリホサート抵抗性固体の発生
同じ除草剤を使い続けることで、薬剤が効きにくい個体が生き残り増殖します。グリホサート系除草剤は幅広い地域で長年使用されているため耐性を持った雑草がでてきており、このような雑草をグリホサート抵抗性雑草といいます。

よくあるオヒシバ防除の失敗例

同じ系統の除草剤を使い続ける
抵抗性雑草が増加して、防除が困難になります。
散布タイミングが遅い
草丈が大きくなると散布ムラになりやすく、効果が大きく低下します。
また、開花期は薬液の吸収移行が緩慢になり、効果発現が遅れます。
薬剤の使い分けをしない
薬剤によって得意不得意な雑草種があるため、異なる殺草効果をもつ薬剤を組み合わせた防除が重要です。

オヒシバの防除対策

生育初期(早期)の防除を徹底
草丈が低いうちに処理し、繁殖を途絶えさせることが最も重要です。

発芽後~出穂前(草丈20cm以下)
この時期であれば雑草の草丈が低いのでムラなく散布でき、薬剤が効きやすいため防除効果が高まります。
除草剤の見直し
グリホサート抵抗性が疑われる場合は、作用性が異なる除草剤の併用を検討してください。
その一つとして『アージラン液剤』をご紹介します。

アージラン液剤について

アージラン液剤
特長
1年生、多年生問わず、イネ科・広葉雑草の両方に効果があります。
アージラン液剤は、 グリホサートとは異なる作用性を持つ「アシュラム」を有効成分とする除草剤です。そのため、グリホサート抵抗性オヒシバにも対応可能です。
高薬量で使用すると難防除雑草のスギナ、セイタカアワダチソウ、ギシギシ類やワラビなどの強害雑草にも効果を示します。
雑草種によっては、グリホサート剤との併用が有効です。
非農耕地におけるアージラン液剤の上手な使い方
オヒシバの発生消長(イメージ)
オヒシバ防除のポイント
アージラン液剤の薬量散布液量散布時期
1.0mL/㎡100mL/㎡発芽後~出穂前
(草丈20cm以下)
※地域や気温条件により適期は前後するため、現場状況に応じて調整してください。
草丈が伸長してからの散布や開花期の散布では、効果不足の原因となります。
アージラン液剤は遅効性で効果の現れるまでに2~3週間を要し、散布時期が遅れると効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。
薬剤が付着しにくいので展着剤の加用がおすすめです。
ヒユ科やカヤツリグサ科など本剤が効きにくい種類の雑草が混在する場合は、グリホサート剤やグルホシネート剤など有効な除草剤と併用してください。
発生密度が高く、長期間発生が続くような土地は、DCMU剤などの土壌処理剤との併用も有効です。
オヒシバに対する除草効果<ポット試験>
  • 石原バイオサイエンス株式会社 社内自主試験(2024年)
  • 試験場所:千葉県山武市
  • 供試薬剤:アージラン液剤1000mL/10a(散布水量100L/10a)
  • 試験規模:φ240mm×深さ133mmのポット
  • 処理時期:8月28日に蓄圧式噴霧器にて雑草茎葉散布。展着剤は無加用。
  • 処理時期雑草の様子:出穂前(草丈約20cm)
オヒシバに対する除草効果
オヒシバに対する除草効果<圃場試験>
  • 石原バイオサイエンス株式会社 社内自主試験(2024年)
  • 試験場所:千葉県山武市
  • 処理日:7月26日
  • 調査日:7月26日、28日、8月1日、9日、15日、21日(処理前、処理2、6、14、20、26日後)
  • 処理時の草丈:オヒシバ 8~29cm(平均18.3cm)、カヤツリグサ 9~29cm(平均18.4cm)、エノキグサ 3~22cm(平均10.2cm)
自主試験結果
アージラン液剤とA剤の組み合わせで、グリホサート抵抗性オヒシバを他の雑草とともに枯死させることが確認された。

まとめ │ オヒシバの防除対策のポイント

  • 除草剤が効かない原因は「抵抗性」が発達している可能性がある
  • アージラン液剤は、オヒシバの防除に有効な選択肢の一つ
  • 防除の適期は、発芽期~出穂前の草丈が小さい時期
  • 複数種の雑草がある場合は、薬剤の使い分けが重要

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