トップ / 雑草図鑑 / 水田雑草 / ホタルイ

ホタルイホタルイ

© 全国農村教育協会

多年草。成長期間4~10月。おもに種子で繁殖。溝や湿地などにも多く生育するが、水田での発生量が多く強害草である。水田ではおもに種子から発生するが、湿地や休耕田などでは越冬株からも発生する。植代後10日前後(平均気温13~14℃)で発生する。種子からのものははじめ線形の細長い葉を4~6枚出し(写真左)、その後茎を抽出する。以後は茎がたくさんでて大きな株になる。
茎が出ると葉は枯れ葉身のない鞘状葉を茎の下の方につけるのでほとんど見えない。茎は細い円柱形で高さ20~80㎝になる。夏には茎の先に1~8個の円錐状の小穂がかたまって頭状につく。小穂ははじめ緑色で後に褐色になる。