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タマガヤツリタマガヤツリ(スゲ、マルスゲ、カヤツリグサ、サンカクグサ、サンカクスゲ、サンカク、ミツカド、マスクサ)

© 全国農村教育協会

1年草。生育期間6~10月。種子で繁殖。水田や水の浅い湿地、休耕田などに多くはえる。1年生カヤツリグサ類の中では水田に最も多くはえる種類で、繁殖力が強く強害草である。植代後10日前後で発生してくる。はじめ3稜形の葉が根もとからそう生し株になる。成長すると葉の間から茎が多数出る。茎は3稜形で、柔らかく高さ25~60㎝になる。葉は茎より低く、下部は鞘になり茎を包む。夏~秋にかけ茎の先に葉のような包葉を2~3個つけ、その中心から数本の短い花序の先に径1㎝内外の球形の花穂をつける。小穂ははじめ緑色、後に淡紫褐色で線形。花穂が球形(タマ)になるのでタマガヤツリの名がある。