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デンジソウデンジソウ(タノジモ、カタバミモ)

© 全国農村教育協会

多年草。成長期間4~10月。地下茎と胞子で繁殖。溝や水路、沼、池などの泥地に普通に生育するが、最近は水田にも入り込んで防除困難な雑草として問題になっている。地下茎は糸状で柔らかい。この地下茎がさかんに分枝して泥の中を伸びてところどころから葉を出す。葉は長い葉柄があり、その先に4枚のくさび形の小葉からなるクロバーのような葉をつける。
この葉の形が十字状で田の字のように見えることから「田字草」デンジソウの名がある。8~10月頃、葉柄のつけねの近くに小さな枝が出て、先が数本に分かれ胞子のうができる。地下茎と胞子で繁殖するので、繁殖力が旺盛である。