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セリセリ(カワゼリ、シェリコ、セイリ、セェリッパ、セェリ、ミズセリ、セル)

© 全国農村教育協会

多年草。成長期間ほぼ通年。地下茎で繁殖。溝や湿地、あぜなどに多く生育する。休耕田などでは一面に繁茂し、また、水田にも入りこんでしばしば強害草となる。春の七草の一つである。耐寒性が強く水中のものは冬でも葉が枯れない。気温10℃前後になると成長を開始する。茎は円柱状で中空、根もとから何本もでて四方にはい先は立つ。長さ30~50㎝になる。根出葉は根ぎわからそう生し葉柄がある。
葉は羽状に切れ込んだ複葉で数個の小葉がある。夏に茎の先に径3~5㎝の傘状の花序をつけ白い花が多数咲く。繁殖力が強く、ほふく茎は切断されても節から芽と根を出して再生してくる。