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コナギコナギ(ツバキバ、ツバキグサ、ナギ、イモグサ、ササナギ、ミズナギ)[ミズアオイ科]

© 全国農村教育協会

1年草。水田1年草広葉雑草の代表的なもので、生育期間は5月~11月頃で、種子から繁殖する。 発生量が多く、しかも養分収奪力が大きい強害草である。はじめは質の柔らかい細長い線形の葉を4~5枚だし、幼苗はウリカワ、ヘラオモダカ、サジオモダカなどに似ていて区別し難いが、4~5葉位から長い葉柄がでて先にハート形で光沢の有る葉をつけるので区別できる。茎は短く数本がそう生しそれぞれ葉柄をもった葉を1枚つける。
夏に葉柄の基部に数個の青紫色の花が集って、短い房状の花穂をつくるが葉よりは高くならない。開花後、花穂は下向きとなって果実をつくる。果実のなかにはたくさんの種子が入っている。全国各地で見られる。