トップ / 雑草図鑑 / 水田雑草 / アギナシ

アギナシアギナシ

© 全国農村教育協会

多年草。成長期間5~10月。地下茎(小球芽)で繁殖。暖地の水田や溝、沼や池のふち、水路などに生育する。寒地では少ない。葉・花、生育時期、花期など全体が非常にオモダカに似ている。また、アギナシとオモダカは、生育環境によって形が異なるのでこの両者を形だけで区別することは非常に難しい。原則的な見分けかたは次のとおりである。「アギナシ」地下茎がなく株元に多数の小球芽をつくる。葉の中央の頂裂片の先は鋭くとがり、側裂片は頂裂片より短く先が丸い。
「オモダカ」地下茎を出し先端に塊茎をつくる。葉は幅が広く先が自然にとがり、側裂片は頂裂片よりも長い。