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ヘラオモダカヘラオモダカ(クワラツ、クチアケ、ヘラクサ)

© 全国農村教育協会

多年草。成長期間4~10月。種子で繁殖。寒地での発生が多く、特に北海道ではタイヌビエに次ぐ優占草種といわれ、関東以北、北陸での水田の強害草である。種子と越冬株から発生するが、水田ではほとんどが種子から発生する。植代後5~10日で発生し15~20日が発生盛期となる。はじめ線形の細長い葉を4~5枚出し次にへら状の葉が出る。幼苗はコナギ、サジオモダカと似ている。
成植物の葉はへら形で基部は次第にせばまって葉柄に流れる。夏に葉の間から花茎が直立し高さ30~100㎝になる。花茎から輪状に多数の枝を出し傘状になって小枝の先に白い花が咲き多数の種子を作る。