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キシュウスズメノヒエキシュウスズメノヒエ(カリマタスズメノヒエ)

© 全国農村教育協会

多年草。成長期間4~11月。地下茎で繁殖。熱帯アジア・北米・中米原産の帰化植物。湿地や水路、畦畔などに多く生育するが最近は暖地の水田に入りこんで強害草となっている。特に休耕田などではしばしば群生する。春に地下茎や稈の基部の節々から発芽する。茎は四方に広がり節々から根を出す。普通は地面を横にはって地表をおおうが、密生すると斜上する。茎は丈夫で毛がなく滑めらか。葉は互生し線形で先がとがる。無毛で質は柔らかい。
7~8月に茎の先に2個の対立した穂軸からなる2又の穂を出すのが特徴である。
夏の伸長中の茎は切断されても節があるとそこから発根発芽する。