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カモジグサカモジグサ(ナツノチャヒキ)

© 全国農村教育協会

越年草。生育期間10~8月。種子で繁殖する。道端、あき地、水路の岸、農道、休耕田などいたる所に普通に生育する。また、耕起前の水田に全面に密生することもある。主に秋に発生し幼苗で越冬する。春に急激に成長し分けつして株になり高さ50~100㎝になる。茎は円柱形。葉は互生し、線状披針形で、質はやや堅く、光沢がある。
5~6月に紫色を帯びた穂を出す。小穂は2列につき、護えいの先には長いのぎがついている。似た草にアオカモジグサがあるが、これは小穂が鮮緑色で(穂が緑色に見える)毛が多い。