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キツネノボタンキツネノボタン

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越年草。生育期間12~7月。種子で繁殖。水田のあぜ、溝、やや湿った道ばたや荒れ地などに多く生育する。春先き耕起前の水田にも多く発生する。秋に発生し幼苗で冬を越す。(写真左)。春早くから成長し、茎が多数そう生して株になる。茎は太く中空で、上部でたくさんに分枝する。高さ30~80㎝。葉は根もとに多く、長い葉柄がある。
茎の葉は葉柄が短く、3枚の小葉に分かれ、それぞれ深く切れ込む。茎・葉ともに毛があるが少ない。春に茎の先に黄色の花が多数咲く。花後果実ができる。果実は球状の集合果実となる。これが金ペイ糖のように見えるのでコンペイトウグサなどの名がある。