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オニノゲシオニノゲシ

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越年草または1年草。生育期間11~8月。種子で繁殖。明治年間に日本に入ってきたヨーロッパ原産の帰化植物。畑地、樹園地、道ばた、あき地、庭などに普通に生育する。おもに秋に発生し根出葉で冬を越し翌春成長して茎が立つ。茎は円柱状で中空、縦の稜がある。高さ1~2mになる。茎は互生し、下部のものは羽状に切れ込み、へりに鋸歯があり先は強く堅いとげ状となって触れると痛い。
茎、葉ともに切ると白い乳汁が出る。春~夏に茎の上部がたくさんに分枝し、その先に黄色の頭状花が咲く。ノゲシに似ているがノゲシよりやや大形で、葉の縁のとげが鋭いので区別がつく。