トップ / 雑草図鑑 /  畑地雑草 / ノゲシ

ノゲシノゲシ

© 全国農村教育協会

越年草または1年草。生育期間11~7月。種子で繁殖。畑地、樹園地、道ばた、あき地などに普通に生育する。一般には秋に発生し、羽状に切れ込んだ長い葉を放射状に広げた状態で冬を越す。春になって成長し茎が直立して高さ50~100㎝になる。茎は中空で、稜が目立ち切ると白い乳汁が出る。茎の葉は互生し、アザミに似るが柔らかくてとげがない。下部のものは羽状に切れ込み不規則な歯状、葉柄はなく基部は茎を抱く。上部の葉は切れ込みが浅い。
春~夏に茎の上部で多数に分枝し、その先に黄色の頭状花をつける。種子には白い冠毛がついていて、風にのってよく飛散する。