製品情報
【展示圃試験用】トリニティ1キロ粒剤
- 農林水産省登録
- 第24805号
- 有効成分
- イプフェンカルバゾン(化管法 1種)・・・2.5 %
テフリルトリオン(化管法 1種)・・・・・2.0%
ベンスルフロンメチル・・・・・・・・・・0.75%
- 性状
- 類白色細粒
- 人畜毒性
- 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
- 有効年限
- 4年
- 包装
- 1kg×12袋
特長
- ノビエに対する長期残効性
有効成分イプフェンカルバゾンがノビエの発生を長期間抑える - SU抵抗性雑草に有効
SU抵抗性雑草(ホタルイ、コナギ、アゼナ類等)に高い効果を示す - 多年生雑草に有効
ウリカワ、ミズガヤツリ、クログワイ等に高い効果を示す
適用作物と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 10アール当り使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 |
---|---|---|---|---|---|
移植水稲 | 水田一年生雑草 マツバイ ホタルイ ヘラオモダカ ミズガヤツリ ウリカワ クログワイ オモダカ シズイ ヒルムシロ セリ アオミドロ・藻類による表層はく離 |
移植時 | 1kg | 1回 | 田植同時散布機で施用 |
移植直後~ノビエ2.5葉期 但し、移植後30日まで |
湛水散布又は無人航空機による散布 | ||||
直播水稲 | 水田一年生雑草 マツバイ ホタルイ ヘラオモダカ ウリカワ ヒルムシロ セリ アオミドロ・藻類による表層はく離 |
稲1葉期~ノビエ2.5葉期 但し、収穫90日前まで |
【各有効成分を含む農薬の総使用回数】
イプフェンカルバゾン・・・2回以内、テフリルトリオン・・・2回以内、ベンスルフロンメチル・・・2回以内
※本内容は2023年11月22日付の登録内容に基づいています。
効果・薬害等の注意事項
●使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
●本剤は雑草の発生前から発生初期に有効なので、ノビエの2.5葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。
各雑草の散布適期は次の通りです。
ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ、ウリカワ・・・2葉期まで
(直播水稲におけるウリカワは発生始期まで)
クログワイ、オモダカ・・・・・・・・・・・・・・・・発生始期まで
シズイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・草丈3cmまで
ヒルムシロ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発生期まで
セリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・再生始期まで
アオミドロ・藻類による表層はく離・・・・・・・・・・発生前まで
●オモダカ、クログワイ、シズイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さない場合があるので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
●苗の植付けが均一になるように代かきをていねいに行ってください。未熟有機物を使用した場合は、特にていねいに行ってください。
●散布に当たっては水の出入りを止め、湛水のまま田面に均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。自然減水により田面の一部が露出する間際になったら、水尻は止めたままにし、通常の水深になるまで水を入れて水口を閉じてください。また、入水は静かに行ってください。
●次のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用しないでください。
・砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
・軟弱な苗を移植した水田
・極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
・散布後に高温傾向が続くと予想される時
●本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意を守ってください。
・散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
・散布機種に適合した散布装置を使用してください。
・粒剤散布装置については、事前に薬剤の物理性に合わせてメタリング開度を調整してください。
・当該水田周辺部への飛散防止のため、散布装置のインペラ(スピンナ)の回転数を低速に調整してください。
・散布薬剤の飛散によって他の作物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、ほ場の端から5m以上離れた位置からほ場内に散布してください。
・水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
●直播水稲の稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので、使用をさけてください。
●梅雨期等、散布後に多量の雨が予想される場合は除草効果が低下することがあるので、使用しないでください。
●本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわい等の生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合には、十分注意してください。
●本剤を散布した水田の田面水を他の作物に灌水しないでください。
●本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
安全使用上の注意事項
●誤食などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。
●眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けるようにしてください。
●使用時は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
●作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
●かぶれやすい体質の人は、取扱いに十分注意してください。
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
魚毒性等
水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
散布後は、水管理に注意してください。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう、適切に処理してください。
保管
密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した所に保管してください。