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イボクサイボクサ(ホシグサ、ベッチョグサ)

© 全国農村教育協会

1年草。生育期間4~11月。種子で繁殖。水路、湿地などに普通に生育するが、水田にもかなり多くはえる。春早くから発生し、暖地では苗代の害草となる。茎は円柱状で、下部は地上をはい節から根を出し、数本に分枝して株になり上部は斜めに立ちあがる。茎の長さ20~40㎝。葉は茎に2列につき、披針形で先がとがる。葉柄がなく、葉の茎の部分が筒状の葉鞘となって茎を包む。
葉鞘の縁にはまばらな毛がある。茎・葉ともに無毛で、茎はときに淡紫紅色を帯びる。夏~秋にかけて、茎の上部の葉腋から細い花柄を出して、先に花弁3枚の淡紅紫色の花を咲かせる。