トップ / 雑草図鑑 / 非耕作地雑草 / コブナグサ

コブナグサコブナグサ(カイナグサ、カリヤス、イモグサ、アシイ)

© 全国農村教育協会

1年草。生育期間5~10月。種子で繁殖。湿地、水路の岸、川原、休耕田などに多く生育する。春に発生し、分けつして株になり茎の下部は地面を横にはい上部は直立する。高さ30~40㎝。茎は紫色を帯びる。葉は互生し卵状披針形で、基部は心臓形、葉鞘は茎を包む。葉鞘には長い毛がある。夏に茎先に紫色を帯びた穂を出す。穂は掌状で3~6個の穂軸に分かれ、各軸の節ぶしに披針形の小穂がつく。
葉の形や穂が独特なので他のイネ科とは区別しやすい。葉が卵状なのでこの葉の形を鮒にたとえてコブナグサといわれる。