クログワイ
多年草。成長期間6~11月。塊茎で繁殖。池や沼、溝などに群生するが、最近は各地の水田にはびこり強害草として問題になっている。塊茎より発生しはじめ細い針金状の茎が発生し続いて中空の太い茎に変わる。発生深度は深く、また、発生期間も長い。太い茎が伸びはじめると地下茎を伸ばしその先に新しい株ができて増える。
茎は分けつして株になり直立する高さ40~70㎝。円柱状で中空、2~4㎝間隔で横の隔膜で仕切られている。葉は薄い膜質の筒状の鞘となって茎を包む(写真右)。秋に茎の先に細長い円柱形の淡緑褐色をした小穂をつける(写真中)。秋に地下茎の先に塊茎をつくる。