ヒデリコ
1年草。生育期間6~10月。種子で繁殖。水辺、湿地、あぜなどに普通に生育し、水田での発生密度が高く、また、休耕田などでは密生し大きな株になる。幼苗は細長い線形で葉の基部が広がり相抱いて扇状になっている。(写真左)。茎は葉の間からたくさん出て直立し、高さ20~50㎝位になる。滑らかで光沢がある。成植物の葉も扇状に2列に並びそう状になるが茎より短い。夏の頃茎の先に細い包葉を数個つけ、その上に花穂の軸を放射状に数本出して先に褐色で球形の小穂をつける。
花は一度に開かないで新しい茎が逐次伸びて花穂をつけるので開花期間が長い。日照りでもよく生育するのでこの名がある。