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カズノコグサカズノコグサ(ミノゴメ、カエツリグサ、カエルツリグサ)

© 全国農村教育協会

越年草。生育期間、9~6月。種子で繁殖。水田、畦畔、水路の縁などに生育する。おもに秋に発生し幼苗で冬を越し翌春早くから生長する。関東以西の暖地では耕起前の水田に一面に密生し大群落をつくる。耕起のときに耕運機にからみついて困ることがあるが、耕起後には発生しない。秋に発生して線形の葉を地面に広げた形で越冬し、翌春分けつして茎が立つ。茎は中空で円柱形、質は柔らかく無毛、高さ30~90㎝。葉は幅広い線形で質は柔らかく表面はざらつく。
4~5月に茎先に長い円すい形の穂を出す。
穂ははじめ緑色で後に黄色になる。穂の形がニシンのカズノ子に似ているのでこの名がある。