ケイヌビエ
1年草。生育期間5~10月。種子で繁殖。タイヌビエに次いで発生量が多く水田での強害雑草である。タイヌビエより葉が大きく、茎も一層壮大になり、穂には長いのぎがあるので他のノビエ類と区別がつく。また、幼植物の頃しばしば茎が赤味を帯びるのも特徴である。植代後1週間位で発生し、分けつして大きな株になる。茎には毛がなく丈夫で節がやや高い。高さ80~100cmになる。葉は線状披針形で縁に鋭い鋸歯がある。
葉舌には毛がない。夏~秋にかけ円すい状の穂を出す。穂もタイヌビエよりも大きく、きわめて長い紫褐色ののぎをつけている。このため穂全体が紫褐色にみえる。