トキンソウ
越年草。生育期間4~9月。種子で繁殖。畑地、庭、道ばたなどにごく普通に生育する小形の雑草。茎が地面にはりついたようにして伸びるので庭や畑地にはえると除去し難い。春早くから発生し、はじめはへら状のくさび形の葉を出す。やがて茎が根ぎわで分枝して地面にはりついて四方に広がり節から根をおろす。長さ10~20㎝。
葉は互生しさじ状のくさび形、先の方に3~5の鋸歯がある。茎、葉ともに毛がなく、かすかな臭気がある。夏に葉液に小さな緑色の花が咲き後に黄色の果実ができる。トキンソウの名は、頭状花を押すと中から果実が飛び出してくるので、吐金草の名がある。