オヒシバ
1年草。生育期間4~10月。種子で繁殖。メヒシバとともに夏の畑地、樹園地、桑園、公園などの代表的な強害草の一つである。強いひげ根を張って成育し、引き抜き難く、しかもふみつけにも強いので、道ばたや庭などにもよく生育する。茎はメヒシバは丸いが、オヒシバは扁平で滑らか、分けつして株になり高さ20~60㎝になる。葉は線形でやや堅く滑らかであるが縁に長く柔らかい白色の毛がある。
葉鞘には毛がない。夏に茎の先に穂軸が掌状に分かれた穂を出す。穂及び小穂はメヒシバより大きい。全体がメヒシバより丈夫なのでメ(雌)ヒシバに対しオ(雄)ヒシバの名がついたといわれる。